My楽器の紹介のコーナーの第2回目です。
またまたマニアックな内容かも知れませんのでごめんなさい
今回はシンバルです
皆さんは普通シンバルって丸い物だと思っていますよね
私もこいつに出会うまではそう思っていました。
さぁ〜登場です
じゃ〜ん
(お決まりのドラえもん風にね!)
このシンバルは
商品名:SABIAN(セイビアン)
Rocktagon(ロクタゴン) AA-18RT
と言います
SABIANのAAシリーズのシンバルで、他のシンバルメーカーにも無い珍しい八角形のシンバルです。
名前にも「Rock」って入ってるように、パワフルな音でとても特徴的です。
パワフルというか
「生々しい」
↑
これは正解で、カタログにも商品説明として書いてあります。
実際に叩いてみると
「ジュワァァァァ〜〜〜ン・・・」
っとクラッシュシンバルとチャイナシンバルの中間の様なニュアンスです。
SABIANのAAシリーズはAジルジャンと同じくらいロック向けだろうと個人的に思っています。
ただ、見た目はゴツイのですが
結構薄めの仕上げで中にはライドとして使っている方もいるようです。←これやります
普通は、こういったエフェクト系のシンバルは、インパクトのある音なので、
曲中の要所で使います。
例えば、曲が盛り上がってきて「普通のシンバルじゃあ盛り上がりに欠ける」
又は「インパクトを与えたい」みたいなところで、チャイナシンバルやこのロク
タゴンをフルクラッッシュすれば、明らかに今までとは違う音量で盛り上がり、
曲としても恰好いい
ですが、私はメインのクラッシュシンバルとして使用しています。
しかも画像の通りシズルを4箇所打ち込んであります。
よくJAZZの方でライドシンバルに付いてるのを見ます。
では何故私がこのシンバルに拘り、好んで使用するかと言いますと。
答えは…
大好きな、いや、尊敬する有名プロドラマーの村石雅行氏が愛用しているからです。
村石氏がサポートをしているアンジェラ・アキのライブDVD観て、このシンバルを使用しているのを知り、名古屋でのライブで初めてその音を聴きました
アンジェラ・アキの透き通る様な唄声とピアノの音色、エレキギターにベースのバンド編成ですのでバリバリのロックではないにも関わらず、バンドサウンドとしてミスマッチに聞こえず、アンジェラ・アキのサウンドとして調和が取れているとさえ感じました
その音はと言いますと、
上記の
「ジュワァァァァ〜〜〜ン・・・」
プラス
「ピシャ〜〜〜ン・・・」
が混ざった音。
確かに個性的です。
後から分かった事ですが、椎名林檎やユーミンのツアーサポートをしている時もやはりこのRocktagon(ロクタゴン)を使用していました。
ここ数年は、スキマスイッチのツアーサポートでも同様です。
テレビでは、僕らの音楽やFNS歌謡祭、他のアーティストのツアーサポートでも使用している様です。
そのサウンドに惚れ込んで、私も村石仕様として使用しています。
ただ、お年寄り施設では余りにも不向きなのと、シンバル本来のサウンドが出せないので普通のクラッシュシンバル(16インチ)を使用しています。
余談ですが、スキマスイッチのツアーでは18インチのクラッシュシンバルにシズルを付けて使用している時もあります。
ですので、私も18インチのクラッシュシンバルにシズルを付けて使い分けています。
ドラムのサウンドはバンドのサウンドを変えてしまうぐらいのポジションですが、その中でもスネアに次いで重要なのがシンバルです。
そんな風に意識してもらえると
聴き方も変わってくるかも知れませんね
では次回を楽しみに